バウビオロギー(建築生物学・建築生態学)家とは何かという根本を問う学問

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バウビオロギー建築のBIJバウビオローゲ資格を取得しました!!

バウビオロギーという思想

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バウビオロギー~建築生物学・生態学~

「バウビオロギー(Baubiologie)」とは、建築(バウ)+生命(ビオ)+論理(ロジック)からなり、建築生物学・生態学と訳される環境や健康に配慮した住まいづくりです。といっても学術的な表現なので直感的に理解できないですよね。分かり易く説明すると、バウビオロギーとは「家とは何か」という根本を問う学問です。その対象領域は、人の生命・人生に関わるネットワークのすべてといっても過言ではありません。省エネ、エコ住宅、高断熱住宅、自然素材などは一つ一つが快適健康住宅を作る要素ですが、真に快適健康住宅で地球にも優しい家作りを目指すならもっと総合的な観点から考える必要があると感じて通信講座を受講しています。全24章のうちようやく半分の12章まで読み終えたところです。

知り尽くすことは不可能に近いけれども、知り得た知識のバランスの取り方、常に自分の知識や行動に疑問を抱き多面的にものを見る目を養うことができるようになります。私たちの知識や行動はとかく偏りがちです。「断熱」一つとっても、性能数値をいかに下げるかばかりに目がいってしまうもの。省エネは確かにミッションですが、家を建てる目的は省エネではありません。バウビオロギーは「家とは何か」という根本を考える力を養うものなのです。

バウビオロギー25の指針

ここに「バウビオロギー25の指針」を紹介します。(「バウビオロギーという思想」(建築資料研究社)より抜粋)
1.建設敷地を吟味する
簡易式、もしくは精密式の測定機器を用いて、建設立地、寝室、仕事場の測定調査。ラディエステジー(ギリシャ語に由来し「放射線を感じる力」を意味する)のテスト(種子、植物、動物を用いて)。可能であれば医者との共同が望ましい。

2.工業地帯の中心や幹線道路から住居地をはなす
騒音、臭い、外部空気の物質の負荷の測定。商業施設、インフラ整備などの計画に関する情報を手に入れる。遮音や粉塵のフィルターとしての緑化計画。

3.緩やかに分散した建築の風景、緑あふれるジードルンク
ジードルンクや都市の計画(再生)への影響を及ぼすこと。市民のイニシアチブや居住共同体を設立し、指導をする。外部領域では建設禁止というタブーを打ち破り、エコ社会的な土地利用によって置き換える。自然と結ばれた外部空間の造形。

4.自然とむきあう、個性的で人間的な住環境とは
3と類似した問題。住まいづくりの面倒をみる(自力建設、職人)。芸術的に活動する人を支援する。ジードルンク共同体(例:互助組合)を形成する。デモンストレーションとなるプロジェクトをつくり、メディアを通じて広告をうつ。お年寄り、子ども、障害者、病人を統合する住まいづくり。

5.自然建材を適材適所に
建材の試験、および全体を見通した上での判断基準(製造から廃棄、もしくはリサイクル)に基づいた建材選択。専門文献の評価。建材業、建築家、職人、工務店などへのアドバイスをすること。

6.周壁面は呼吸できるように
外壁面および床、屋根に対して、建材が透湿性能を有するように情報を提示し、吟味する。室内における二酸化炭素、汚染物質の測定。新鮮空気の供給をコントロールする。

7.室内の湿気を吸放湿性のある建材によって調整する
吸放湿性のある自然素材を選択する。空気湿度の測定。透湿遮蔽層を極力避ける。乾燥しすぎ、逆に湿気すぎの室内空気を避けるための改修措置を示しつつアドバイスを。

8.空気中の汚染物質を、建材の吸着性によって無害化する
適切な問題解決(効果的、廉価的)。吸着性能を持った建材、補助材(例:羊毛、ポーラスな構造をもった木材)を組み込む。吟味された空気フィルターを用いる。適切な植裁を用意する。定期的なチェック(有害物質の分析、医者による血液・尿検査)。

9.断熱、蓄熱のバランスを
蓄熱性、断熱性をもった建材を正しく使うことによる、断熱性・気密性の低い室内気候を避ける。日射遮蔽。パッシブな太陽エネルギー利用(特に南面の開口、壁による)。北面のバッファーゾーンの設置。

10.室内空気温度と周壁面温度のバランスを
温度(空気温度、表面温度)の測定、様々な部屋の温度の振幅、および温度勾配。改修やメンテナンスのアドバイス(省エネルギーのためにも)。

11.太陽エネルギーを有効利用しつつ、放射熱による暖房を
対流熱を放射熱に置き換える。(壁暖房、埋め込まれた暖炉など)。省エネルギー暖房。パッシブおよびアクティブな太陽エネルギー。南面ガラス開口とウインターガーデンを統合する。

12.新建築物件の湿気と建材の乾燥
乾燥した建材を推奨する(例:木材、乾式モルタル、乾燥した土ブロックなど)。特にカビ、ダニの問題から、室内空気の乾燥度合いや建材の乾燥(含水率)を測定する。正しい換気の方法をアドバイスすること。

13.心地よい室内の匂い、有毒ガスを放出しないこと
匂いのテスト(室内、建材)。室内空気質、建材の分析。快適に感じられ、また固有の匂いをもった、吸着性のある自然素材のみを用いる。

14.色彩、照明、、自然採光のバランスを
自然光を有効に利用すること。自然光のスペクトルに近い照明を。自然塗料のみを使うこと。住人の好みの色に相応しくヴァリエーションを。光や色彩のセラピー(医者や治療療法士とともに)。照明の明るさの測定と、理想的状態をつくり出すことへのアドバイスを。

15.遮音、振動の検討
建材、工法、もしくはディテールの適切な選択によって、建築自体による騒音対策を。外部騒音、内部騒音(固体音、空気音)の測定とその改修措置。特に振動の問題に関しては専門家の導入を検討する。

16.高い放射能を示さない建材を用いる
放射線やラドンガスに関して、建設敷地、建材、住まいを調査すること。建材の選択や使用の際の手助け。改修の措置。

17.自然の大気電場を保持する
建材や換気に依存している中で、居室におけるイオン化や電気的等価領域を測定すること。
-小イオン(マイナスイオン)が居住空間で不足しないこと

18.自然地場を歪めない
地場の測定。特に寝室や常時滞在する場所で磁場の障害(ゆがみ、強磁性)をなくすことの手助け。強磁性の建材、補助材などを使用しないこと。

19.人工の電磁場をひろげない
電磁場を測定し、それを避けること。遮蔽の措置。電気設備の専門家と共同し、改修やアドバイスを。電磁場(波)がもたらす患者の助けを。

20.生命に必要な宇宙的・地上的放射線を変えない
「ファラディーのかご(静電遮蔽により金属中に電界が入り込まないことを、ファラデー自らが金属の檻に入って雷に打たれてないことで実証したことに由来する)」をつくらない。コンクリートスラブのかわりに木床を。金属屋根を用いない。地下室にはプールをつくらない(中性子線の放射のブレーキとなるため)。室内換気に注意を促す。

21.空間造形のための生理学的認識
居室、寝室、仕事場における居住生理学とエルゴノミー(人間工学)によるアドバイス(特に寝室空間)。

22.調和的な尺度、プロポーション、フォルム
新築、改築の計画の際には、調和に満ちた造形、自然に即した有機的、美的な造形に注意を払う。ジードルンク建設においても同様である。

23.環境問題と製造エネルギー
特殊廃棄物をすでに計画時から避ける努力を。残留物の観点での敷地調査(庭園の土壌も殺虫剤などの導入から同様に)、解体材や廃棄物の評価。僅かな製造エネルギーや地場の材料を選択すること。菜園や家庭ゴミ、排泄物の廃棄を、コンポスト、植物による浄化装置、コンポストトイレの計画によって代替えしていくこと。

24.限りある資源、貴重な資源の乱開発に歯止めを
自然成長資源(木材、ワラ、綿、サイザル、麻、ココヤシ繊維、アシ、亜麻など)を使用すること。枯渇しかかった、そして環境問題をひき起こす原材料(石油、金属など)から製造された建材の放棄。

25.社会に負荷を与えない
住まいづくり、改修、ジードルンクや都市計画の際に、健康、エコロジカル、社会的側面を考慮すること。障害者や社会的弱者、不当に扱われている人々を含め、すべての世代のための住まいづくりは、人間の要求を充足するものでありたい。

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