夏涼しくて冬暖かい家,一級建築士事務所 感共ラボの森

省エネとデザインの両立

断熱性能と健康性の関係.JPG

東京や神奈川で目指すべき断熱性能はQ値1.5W/m2Kだ!!

ここまで断熱性能と快適性・健康性・経済性の関係、また断熱性能と工事費・空調費の関係について解説しました。建材の性能向上や建設費の変動などにより目指すべき性能は変わりますが、平成30年の東京や神奈川など比較的温暖な地域(6地域)で、現時点で私が設定している断熱性能はQ値1.5W/m2K・Ua値0.46W/m2Kです。
住人が快適性を実感でき、真冬でも晴れた日が連続すれば無暖房で暮らすことが可能な性能です。建設時のコストは80万円UPしますが、居住時の空調費と空調機器の更新費減を計算すると僅か16年で回収できてしまいます。空調費が安いということはエネルギー消費量(CO2発生量)も低いということです。まさに「地球と住人に優しい家」と言えるものです。
断熱性能をさらに向上させれば理論的には完全な無暖房住宅を作ることも可能ですが、さらに100万円以上の建設費投資が必要になります。

一般の建築家は不快な住宅を作り続けている!!

デザイン.jpg住人の満足感は温熱性能だけではなく、好みのデザインや素材、ストレスのないプラニングなども重要です。私自身左の写真のようなデザインが大好きですが、温熱的な快適性を確保したうえでデザインすればするほど費用も上がります。温熱的な快適性に無関心な設計事務所、関心はあっても計算で確認していない設計事務所はどうしてもデザイン優先となり温熱的には不快な住宅を作ってしまう傾向がとても強いです。断熱性能と工事費のバランスを考えながら開口部の大きさや性能を決定するには計算による定量的な確認以外方法はありません。温熱性能を計算で確認しないということは住環境に責任を持たないという事と同じです。人が住む器である住宅の本質を忘れている、あるいは無視しているといっても過言ではないでしょう。
私の家づくりは目に見えない部分(温熱、空気質、電磁波、構造など)の性能を確保した上で、魅力的な平面断面計画や造形デザインを整えていくもので一般の設計事務所とは優先順位が違います。
私の設計理念に共感を感じ「快適で、健康で、省エネで、デザインされた住宅」を建てたいという方々との出会いを切に願っています。